アーユルヴェーダ的 寒い冬の過ごし方
「寒い冬を快適に過ごす」リトゥチャリア
アーユルヴェーダでは、心、体、行動や環境、自然や全体とのバランスが健康にとって重要であると説いています。
そしてアーユルヴェーダは人生を幸福に生きるための「季節の過ごし方、一日の過ごし方、食事、セルフケア」とさまざまな角度から、その人に合った過ごし方を知ることのできる知恵の宝庫です。
そんなアーユルヴェーダの知恵の中から
「寒い冬を快適に過ごす」リトゥチャリア(=季節の過ごし方)お伝えします。
最近、こんな症状がある?
- 最近、疲れ気味
- 忙しくて目がまわりそう
- 移動距離が長い
- イベントが多い
- コリや痛みが起きている
- コロコロ便秘
- 眠りが浅い
- なんだかソワソワする
- 常に何か考えている
- 体が冷えている
あなたは何個あてはまりましたか?
あてはまる数が多いほど、冬の季節に増えがちなVata(ヴァータ=風の性質)が増えているサインです。
そんな時はこんなことに気をつけてほしいという過ごし方をご紹介します。
ヴァータの増えやすい寒い冬におすすめの過ごし方
冷えと乾燥に気をつけて、保温と保湿を心がける
温めたセサミオイルでのセルフマッサージを
(3点マッサージをする時間がない場合は、耳をマッサージする)
温かいお風呂にゆっくり浸かる
髪を洗ったらすぐに乾かす
運動するのにもっとも適した時期
暖かい環境を
暖かい部屋・寝室で過ごす
体を暖めて寒さから体を守る服を選ぶ(暖色系のウールでできたものや厚手のものなど)
手袋や帽子・靴下を着用
規則正しく
質の良い睡眠をとれるように環境や行動を工夫する
規則正しい時間に食事をする
できるだけゆっくりゆったりと過ごす時間を作る
「なんだか当たり前のことを言っているなぁ・・・」
と思った方、きっといらっしゃるはず。
そうなんです!その通りなんです!!
ヴァータという風の性質は軽さ・冷たさ・乾燥性の特徴があります。
アーユルヴェーダではその性質と反対のものを取り入れていくというわかりやすい考え方をします。
なので冷たさが大きいと感じる方はより温めることに気をつけてみる。
忙しさや規則正しさが欠けてソワソワしがちと考える方は日常の中で規則正しくできそうなことを考えてみる。
乾燥性が増えてカサカサになっている方は、オイルケアを念入りに行ったり、YuRuMuにきていただくとか。
そんな感じの考え方をします。
食事について
冬といえば、クリスマス、お正月、忘年会や新年会など楽しみが多い季節です。
アーユルヴェーダでは冬は一年のうちで最も消化力が高く、体に必要な栄養を蓄える時期と言われています。
風の性質(軽さ・冷たさ・乾燥)が増える冬。
食べものについてもそれと逆のものを食べていくことが体にとっても養生となります。
油質を多く含み、体に栄養を与える、温かい食事をすることがすすめられます。温かいスープや煮込み料理、お鍋も美味しい時期ですね。
カサカサする心を感じた時も
クリスマスやお正月、楽しいイベントもありますが、その反面、空虚感や孤独感を感じやすい時期でもあります。
そんな時にも上記でご紹介したヴァータの風の性質のケアをすることによって心も満たされやすい。
特におすすめなのは
・温かい油分を含んだお食事をする
・オイルでのマッサージ
肌に優しく触れることは幸せホルモンのオキシトシンを出して、心をも満たしてくれます。
寒い冬を心地よく過ごし、快適な冬を楽しんで過ごしていただける引き出しの一つとしていただければ幸いです。